海太郎「碧」IUS-70LS/LG-Offshore2は、一誠”村上晴彦氏”設計のロッドで主にSLJやバチコン用に開発されたロッドです。
もともとはそこまで買う気はなかったのですが、店頭で実際にライトゲームオフショア2を触ってみるとなんとも楽しそうな竿で、色々な妄想が湧いてきて購入を抑えられなくなりました。
もちろんメインはSLJやバチコンと言ったオフショアの釣りに使いたかったからですが、程よい長さと使いやすそうな硬さで色々な釣りに使える気配がムンムンしてきます。
そして気が付けば家にありました・・・
実際に色々な釣りに使用してみましたが、使っていて非常に楽しいロッドだと感じました。
タイラバ、ボトムワインドやフロートメバルなどかなり色々な釣りで相性よく使うことができます。
SLJ、バチコンはもちろん、オフショア、ショア問わず色々な釣りに使ってみたのでそのインプレッションをお届けします。
インプレまとめ
ライトゲームオフショア2 / IUS-70LS のスペック
スペックと外観
スペックはこちら
長さ | 7フィート |
適合ウェイト | 10~60g(SLJ) |
適合ライン | PE0.3-0.8号 |
アクション | Fast |
ガイド | FujiステンレスフレームSiC Kガイド |
リールシート | EVA&TVSシート |
マテリアル | 中弾性グラファイト(カーボン93% グラス7%) |
重さ | 112g |
本数 | 2ピース |
ティップ径 | 0.9mm |
バット径 | 9.4mm |
仕舞い寸法 | 110cm |
外観
小柄なグリップエンドは肘にロッドをかける自分のような人にちょうど良い。
リールシートはFUJIのTVSシートにおしゃれな装飾。
先端から約25cmはソリッドティップ。
グリップ側は95g
ティップ側は13g
全体で109gとカタログスペックより軽い数値(交差によりけりかと思います)
曲げた写真は後日追記
ベイトモデル IUC-70LSとの使い分け
ライトゲームオフショア2にはベイトモデルも存在します。ガイドとリールシートが違うくらいでほぼ同じスペックです。
イカメタルやバチコン、タイラバなど縦の釣りがメインで、カウンターリールを使用したい方はベイトモデルを選ぶと良いかと思います。
私がスピニングモデルを選んだ理由は、色々な釣りに使用する妄想が膨らんだから。汎用性が高く、キャスティングもやりやすいスピニングモデルにしました。
スピニング”IUS-70LS”がおすすめ!
- SLJなどキャスティングをする釣り
ベイト”IUC-70LS”がおすすめ!
- イカメタルなど縦の釣りが基本
- カウンターつきリールを使う
IUS-70LSのタックルセッティング
合わせるリールはシマノ、ダイワともに2500番かC3000番
使用ラインはPE0.6号〜0.8号。
私の場合はツインパワーの2500もしくはC3000を使用。
SLJだともう少し大きい4000番も使用しても良いと思いますが、タックルバランスを考えると3000番までが適しているかと思います。
ロッドの表記的にも0.8号までとなっているので、3000番までで検討されると良いと思います。
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実際に使ってみたインプレ
メインの使用用途であるバチコンとSLJでの使用感をお伝えします。
第一印象は非常に楽しいロッド!
曲がり方が気持ちよく、よく曲がるのに粘りがあり重めのジグやシンカーを使っていても、楽しく操作できました。(詳細は後述)
表記以上のウェイトを使用しても問題なく使用できました(自己責任)。
7フィートというレングスがジグの操作を楽しくしてくれます。
短いSLJロッドはどうしても手元で操作している感があってあまり好きじゃなかったのですが、これはしっかり竿が仕事をしてくれてる印象。
魚をかけてからもよく曲がるので、負担も少なく楽にやり取りできます。
最近は軽さ重視で無塗装のブランクスが多い中、これはシルバーです。村上氏曰く、夜でも曲がり方がよく見えて楽しいからこの色らしいでが、まさにその通り。
こんな楽しいロッド、他にも使わないともったいない!
ライトゲームオフショア2を色々な釣りに使ってみた
まずはまとめから
SLJ | ◎ |
バチコン | ◎ |
イカメタル | ◯ |
タイラバ | ◎ |
ボトムワインド | ◯ |
ティップランエギング | △ |
ボートキャスティング | ◎ |
メバリング(フロート) | ◯ |
ショアキャスティング | ◯ |
基本◯ばっかりなのは使えそうな釣りにしか使っていないからです。
SLJ
ジグは最大90gまで、水深は40mくらいまで使用しました。
そもそもSLJメインロッドなので問題なし。表記上は60gまでですが、100g前後でも問題なく操作できます。(自己責任で)
軽く、軽快なしゃくりができ、テクニカルな誘いができてとても楽しいです。
7フィートという長さが絶妙で、大きく動かしたり小さく動かしたりの変化を容易にしてくれます。
SLJロッドは短いものが多いため、この不満が解消されたのは大きいです。
ヒットしてからは竿の曲がりを存分に楽しみながらのやりとりが楽しい!
アクションさせても、掛けてからも楽しいロッドでした。
イカメタル
30号くらいまで使用してみましたが、もちろん問題なく使えます。
しゃくってからの止めの動作、鉛スッテのシェイク、共にストレスなく使えます。
しかし、30号メインならLG-Offshore IKA METALにすべきかなぁとは思います。
個人的にイカメタルはベイトの方が好きなのでそこまで出番はなかったです。
イカメタルでのスピニングの使用については、イカのレンジが定まらない時に、ベイトに比べて広範囲にスピーディーに探れる点はメリットに感じました。
バチコン
こちらもおもり30号くらいまで使いましたが問題なくストレスなく使えました。
感度も申し分なく、繊細なあたりもしっかり伝えてくれます。
ロッドの復元力が強いため、少ない力で大きく動いてくれる印象を受けました。魚がヒットしてからも軽快に巻き上げてこれるし、何より曲がり方が気持ち良すぎてついついポンピングして楽しみがちです。
ボトムワインド
ボートマゴチのボトムワインドで使用してみました。
少し柔らかすぎる感じもあるけど、問題なく使用することができました。
1/2ozよりも重いウエイトを派手に横跳びさせるのは柔らかさもあって苦手に感じます。
軽めのジグヘッドでもしっかりとした着底を感じとれ、バイト時のはむはむ感もしっかりとわかりました。
掛けるのが難しいシチュエーションでもしっかり掛けれてばらし知らず!
タイラバ
スピニングなので、シャローでキャストして広範囲に探る釣り方がメインです。
リールのサイズを変えればディープも対応できるけど、流石にベイトの方がやりやすいと思います。
タイラバロッドっている?っていうレベルで使えます。
ティップランエギング
60gくらいまで使用してみましたが、あたりも普通にとれるし拘らなければ十分。
ちゃんとやりたい人はやっぱり専用竿がいいと思います。
ティップランには少し長すぎて、しゃくってから止める動作にもたつきを感じます。
あとアタリも専用竿の方が明確です。
メバリング(フロート)
よく飛び、操作性もよくしっかり乗せられる。相性抜群!とまではいきませんが問題なく使えました。
15gくらいのフロートが一番使いやすかったですが、さすがに7gくらいになると使いにくさが出てくると思います。
それともう少し長い方が遠投性も高くなってより良いと思います。
わざわざ専用に竿を買うとまでいかない人ならありです。
ただ、ライトゲーム遠投2が触った感じも気になって仕方ない。
ボートキャスティング
サゴシ狙いでブレードジグを投げ倒したましたが問題ありません。
40gくらいまでのブレードジグで使用しましたが、軽快に投げられて操作性もよかったです。
しかし、ブレードのセッティングが悪くアタリは何回もあったのに掛けられませんでした・・・
セッティングを直した時にはもう群れはいない。釣りあるある。
掛けてからがすごい楽しそうだっただけに残念です。
プラグは使用していないのでまた今度試してみたいです。
ショアキャスティング
21gまでのジグヘッドでフラットフィッシュ狙いで使用してみました。
キャストはもちろん問題ありません。
ボトムの着底感も良くわかるし、操作性もよかったです。しかし、根掛かり回避の観点からもう少し硬い方がいいのではという印象を受けました。。
あとはやっぱり長さですね。78くらいは欲しい。
「一誠 海太郎 『碧』IUS-70LS/LG-Offshore2」は汎用性と楽しさを兼ね備えた魅力的なロッド!
「海太郎 碧 IUS-70LS/LG-Offshore2」は、SLJやバチコンを中心に設計されたロッドですが、その高い汎用性と操作感の良さから、さまざまな釣りに活用できる魅力的な一本です。軽さと粘り強さを兼ね備えたロッドは、ジグの操作から魚を掛けてからのやり取りまで一貫して楽しく、初心者から経験者まで幅広い釣り人におすすめできます。
ただし、専用ロッドと比較すると、ティップランやライトゲームの遠投など一部の用途では性能に限界を感じることも。とはいえ、幅広い用途に対応できるため、一本で多彩な釣りを楽しみたい方には非常に適した選択と言えます。
このロッドは、「釣りの楽しさ」を追求する釣り人にぴったりのモデルです。もし購入を検討している方は、ぜひ触ってみて、その使用感を体感してみてください!
私はこのロッドを機に、海太郎ロッドの沼にハマりそうです。
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